── 多くの人が信じているのに、成果に直結しないもの
投資を始めると、
必ずと言っていいほど「指標」の話に出会います。
- この指標がこうなったら買い
- あの数値を超えたら売り
- これを見れば相場が分かる
一見すると、
指標を使いこなせば勝てそうに思えます。
しかし、
手取り15万円前後から資産形成を始め、
長い時間をかけて金融資産1億円を超え、FIREに至った私の結論は明確です。
「使わなかった指標」が、結果的に一番役に立った。
この記事では、
多くの投資家が重視しているにもかかわらず、
私が資産1億円を築くまで
一度も、あるいは途中で完全に手放した投資指標について解説します。
誤解のないように言えば、
「指標が無意味」だと言いたいわけではありません。
ただし、過信すると負けやすくなる指標が確実に存在します。
① RSI・ストキャスティクスなどの短期オシレーター
最初に多くの人が学ぶのが、
RSIやストキャスティクスといった
「買われすぎ・売られすぎ」を示す指標です。
- RSIが30以下なら買い
- 70以上なら売り
こうしたルールは非常に分かりやすく、
初心者にとって魅力的です。
しかし私は、
これらを資産形成の判断材料として使いませんでした。
理由はシンプルです。
相場は「売られすぎ」のまま、
さらに下がることが普通にあるからです。
特に、
- トレンドが出ている相場
- 恐怖が支配している局面
では、
オシレーター系指標は
「逆張りの罠」になりやすい。
短期売買なら意味を持つ場面もありますが、
長期の資産形成では
判断を狂わせる要因になりやすいと感じました。
② 移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロス
次に多くの人が頼るのが、
移動平均線のクロスです。
- ゴールデンクロス=買い
- デッドクロス=売り
ですが、
私はこれを売買判断のトリガーにしたことはありません。
理由は明確です。
クロスが起きた時点で、
相場の動きはすでに進行しているからです。
結果として、
- 高値掴み
- 底売り
になりやすい。
移動平均線は、
「相場の状況を把握する」には使えても、
「いつ売買するか」を決めるには遅すぎる
と感じていました。
③ PER・PBRなどの単体バリュエーション指標
PERやPBRは、
株式投資の基本指標としてよく紹介されます。
- 割安かどうか
- 割高かどうか
しかし私は、
これらの数値だけで投資判断をしたことはありません。
なぜなら、
- 割安なまま下がり続ける
- 割高なまま上がり続ける
こうしたケースが
現実には頻繁に起きるからです。
特に、
成長局面や市場環境が変化しているとき、
過去基準の指標は
ほとんど意味を持ちません。
数字を見て安心した結果、
下落に長く付き合ってしまう
という人を何度も見てきました。
④ アナリスト予想・目標株価
アナリストの目標株価や予想は、
一見すると非常に説得力があります。
- プロが分析している
- 情報量が多い
- ロジックがしっかりしている
しかし私は、
これを売買判断の根拠にしたことは一度もありません。
理由は単純です。
予想は、結果に責任を持たないからです。
当たっても外れても、
自分の資産には影響しません。
一方で、
それを信じて売買する側は
全責任を負います。
判断を外部に委ねた時点で、
投資は不安定になります。
⑤ 短期的な経済指標の発表結果
- 雇用統計
- CPI
- 政策金利発表
こうしたイベントに注目する人も多いですが、
私は短期的な数値をもとに売買をしたことがありません。
理由は、
市場の反応が常に予測不能だからです。
- 良い数字でも下がる
- 悪い数字でも上がる
これは珍しいことではありません。
短期の経済指標を追い始めると、
相場に振り回され、
判断が場当たり的になります。
では、何を見ていたのか
ここまで読むと、
「じゃあ何を見て投資していたのか?」
と思うかもしれません。
私が一貫して見ていたのは、
**指標ではなく「構造」**です。
- この投資は、最悪どれくらい失うか
- 想定外が起きたとき、退場しないか
- 長期で続けられる設計か
つまり、
**数字よりも「壊れにくさ」**を重視していました。
指標に頼らなくなって起きた変化
指標を手放したことで、
投資は驚くほどシンプルになりました。
- 判断回数が減る
- 迷いが減る
- 感情が動きにくくなる
結果として、
- 余計な売買が減る
- コストが下がる
- 長期で資産が残る
という形で、
結果に跳ね返ってきました。
まとめ:指標は「武器」ではなく「補助輪」
投資指標は、
正しく使えば役に立つこともあります。
しかし、
- 指標がないと動けない
- 指標が正解を教えてくれる
と思い始めた瞬間、
それは武器ではなく
依存対象になります。
資産1億円を築く過程で、
私が学んだのは、
「勝つために必要な指標は、
チャートの中ではなく、
自分の思考と設計の中にある」
ということでした。
もし今、
指標を増やすほど迷っているなら、
それは情報不足ではありません。
見なくていいものを見すぎているサインです。
このサイト「常勝投資思考」では、
これからも
「増やすテクニック」より
「壊れない考え方」を中心に発信していきます。


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