SBI証券vs楽天証券|NISA口座はどちらで開くべきか完全比較

person using MacBook pro おすすめ証券口座

「SBI証券と楽天証券、どちらでNISA口座を開けばいいですか?」

投資を始めようとした人が最初に直面する疑問の一つです。

どちらも国内最大級のネット証券であり、どちらを選んでも大きく間違いではありません。しかし自分の生活スタイル・使い方・目的によって、より適した選択肢があります。

私は手取り15万円前後から資産形成を始め、金融資産1億円を超え、FIREを達成しました。両方の証券口座を実際に使ってきた経験から、正直な比較をします。

この記事では、SBI証券と楽天証券をNISA口座の観点から徹底比較します。どちらが自分に合っているかを判断するための基準を明確にします。


比較の前に:どちらを選んでも「始めること」が最優先

比較を始める前に、最も重要なことを伝えます。

SBI証券か楽天証券かを悩んで投資を先送りにすることが、最も損な選択です。

どちらを選んでも、低コストのインデックスファンドを積み立てることができます。どちらを選んでも、新NISAの非課税枠を活用できます。どちらを選んでも、長期投資の結果に大きな差は生まれません。

完璧な選択を探すより、今日口座を開設することの方が圧倒的に重要です。この前提を踏まえた上で比較を読んでください。


基本スペックの比較

まず両社の基本スペックを整理します。

SBI証券

口座数は1,200万口座以上(2024年時点)で国内最多水準です。取り扱い投資信託本数は2,600本以上と業界最多水準です。単元未満株(S株)の取引ができます。IPO取扱数が業界トップ水準です。三井住友カードでのクレカ積立でVポイントが貯まります。

楽天証券

口座数は1,100万口座以上(2024年時点)です。取り扱い投資信託本数は2,600本以上とSBI証券と同水準です。楽天カードでのクレカ積立で楽天ポイントが貯まります。楽天市場・楽天銀行との連携でポイント還元率が上がります。楽天経済圏を活用している人に親和性が高い設計です。


NISA口座での比較|5つの観点

観点① 取り扱い商品

両社ともeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)など、主要なインデックスファンドはすべて取り扱っています。

つみたて投資枠・成長投資枠ともに、長期投資に適した商品を選ぶ上での差はほぼありません。結論として商品ラインナップの観点では、両社に実質的な差はありません。

観点② クレカ積立のポイント還元

クレカ積立とは、クレジットカードで投資信託の積立をすることでポイントが貯まる仕組みです。

SBI証券は三井住友カードでの積立が対象です。カードのランクによって還元率が変わります。三井住友カード(NL)の場合は積立額の0.5%のVポイントが貯まります。

楽天証券は楽天カードでの積立が対象です。楽天カード(通常)で積立額の0.5%の楽天ポイントが貯まります。楽天プレミアムカードなら1%に上がります。

どちらも月10万円の積立で月500〜1,000円のポイントが貯まります。年間6,000〜12,000円のポイントが積立原資に加わる計算です。

ポイント還元の観点では、楽天経済圏を活用している人は楽天証券が有利です。三井住友カードをすでに持っている人はSBI証券が有利です。

観点③ ポイント投資

SBI証券はVポイント・Tポイント・Pontaポイントなど複数のポイントで投資信託を購入できます。

楽天証券は楽天ポイントで投資信託を購入できます。楽天市場でのショッピングで貯まったポイントをそのまま投資に回せる設計です。

楽天経済圏でポイントが大量に貯まっている人にとっては、楽天証券のポイント投資が特に有効です。

観点④ 使いやすさ・アプリ

SBI証券のアプリは機能が豊富な一方、初心者には少し複雑に感じる面があります。しかし慣れれば情報量の多さが使いやすさにつながります。

楽天証券のアプリ(iSPEED)はシンプルで直感的な操作性が特徴です。投資初心者でも迷いにくい設計になっています。

使いやすさの観点では、初心者には楽天証券のアプリが取っつきやすい評価が多い。一方で株式投資・投資情報の収集まで行う人にはSBI証券の情報量が有利です。

観点⑤ 連携サービス

SBI証券は住信SBIネット銀行との連携が便利です。証券口座と銀行口座の資金移動がスムーズで、普通預金金利も優遇されます。

楽天証券は楽天銀行との連携(マネーブリッジ)が特徴的です。楽天銀行の普通預金金利が年0.1%(2024年時点)に優遇されます。楽天市場での買い物でポイント倍率が上がる特典もあります。


どちらを選ぶべきか|タイプ別の結論

楽天経済圏を活用している人→楽天証券

楽天市場でよく買い物をする・楽天カードを使っている・楽天銀行を使っているという人は楽天証券との相性が抜群です。楽天ポイントをそのまま投資に回せる設計が、資産形成をシームレスに加速させます。

三井住友カードを使っている人→SBI証券

三井住友カード(NL)・三井住友カードゴールドなどをすでに使っている人はSBI証券との相性が良い。クレカ積立でVポイントが貯まり、そのポイントを投資に回せます。

幅広い金融商品に興味がある人→SBI証券

個別株・IPO・単元未満株・米国株など、インデックス投資以外にも幅広く投資したい人にはSBI証券の商品ラインナップが有利です。取扱商品数・IPO件数ともに業界トップ水準です。

投資初心者でシンプルに始めたい人→楽天証券

アプリの使いやすさ・シンプルな設計・楽天ポイントとの連携という観点から、投資初心者が最初の口座として選びやすいのは楽天証券です。

どちらの経済圏にも属していない人→SBI証券

特定の経済圏に属していない場合は、口座数・取扱商品数・IPO実績でわずかにSBI証券が有利な場面が多い。


両方開設するという選択肢

NISAの口座は1人1口座しか持てません。しかし一般の証券口座(特定口座)は複数持てます。

SBI証券でNISA口座を開設しながら、楽天証券で特定口座を開設するという組み合わせも有効です。

両社を使い分けることで、それぞれの強みを活かせます。ただし管理が複雑になるため、最初は1社に集中することをおすすめします。資産が増えてきた段階で2社目を検討する順序が合理的です。


NISA口座の開設方法と注意点

開設の流れ

どちらの証券会社も、オンラインで口座開設が完結します。

メールアドレスの登録から始まり、本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)の提出・審査・口座開設完了という流れです。最短で数日〜1週間程度で口座が開設されます。

注意点

NISAの口座は年単位で1つの金融機関にしか持てません。年をまたいで変更することは可能ですが、手続きに時間がかかります。そのため最初から自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。

また口座を開設しただけでは積立は始まりません。口座開設後に積立設定を完了させることが必要です。積立設定まで完了して初めて、資産形成がスタートします。


私自身の使い分け

参考までに私自身の証券口座の使い方を話します。

メインの積立はSBI証券で行っています。理由はシンプルで、三井住友カードでのクレカ積立を活用しているためです。

楽天証券は情報収集・一部の取引のサブ口座として使っています。楽天証券の無料で使えるマーケットスピードという情報ツールは、相場情報の確認に便利です。

どちらが絶対的に優れているというわけではありません。自分の生活スタイル・使っているカード・経済圏によって、最適な選択肢が変わります。


まとめ:生活スタイルに合った方を選んで今すぐ始める

SBI証券と楽天証券の比較をまとめます。

楽天経済圏を活用している人は楽天証券が有利です。三井住友カードを使っている人・幅広い商品に興味がある人はSBI証券が有利です。初心者でシンプルに始めたい人は楽天証券のアプリが使いやすい評価が多い。

ただし最も重要なことは繰り返しになりますが、どちらを選んでも今日口座を開設して積立を始めることです。

完璧な証券会社を探し続けることに時間を使うより、今日口座を開設することの方が長期の資産形成において圧倒的に価値があります。

コメント